◇ 鹿児島県屋久島 宮之浦岳/縄文杉ハイキング記録 ◇
Page 1-1

登山日: 2014/09/08-12
場 所: 鹿児島県屋久島 宮之浦岳1,936m 黒味岳1,831m 
メンバー: 単独
宮之浦岳-->




コース


縄文杉---->
  09/08 群馬県 − 羽田空港 − 鹿児島空港 − 天文館 ホテル泊
  09/09 鹿児島港08:00 − 屋久島港12:30 − レンタカーで滝巡り
      17:00 − 淀川登山口18:30 P泊
  09/10 淀川登山口05:10 − 淀川小屋05:55 − 花の江河07:00 −
      投石平07:45 − 宮之浦岳到着09:05-09:50 −
      投石平(昼食タイム) − 11:00-11:30 − 黒味岳12:30 −
      花の江河13:30 − 淀川小屋14:25 − 淀川登山口15:30 −
      浜でP泊ハイキング所要時間 9時間30分

  09/11 屋久杉自然館05:00 − 荒川登山口05:35 − トロッコ道から
      登山道07:30 − ウイルソン株 − 縄文杉(昼食タイム)09:20 −
      登山道からトロッコ道11:00 − 荒川登山口着13:00-14:00
      バス待ち−屋久杉自然館着14:40−宮之浦の民宿16:40 泊
      ハイキング所要時間 7時間25分

  09/12 宮之浦港出発08:20 − 鹿児島港着15:00 − 鹿児島空港発
      17:55 − 羽田空港着19:35 − 羽田空港発20:35 − 群馬県着
      22:30
地 図 : 宮之浦岳ハイキングコース

 億劫がって中々決断できなかった屋久島行・・・天気予報ではまる一週間晴れの日が続くようでこの機会を逃すとタイミングをつかめなくなると思い急遽旅に出る。

9月8日−9日半日 屋久島の滝巡り
 田舎に住んでいると飛行機に乗るのも大変、2時間ほど高速バスに揺られて羽田空港まで、今回初めてLCCを利用してみる。
 当日には船に乗れずに天文館でホテルに泊し翌日の朝、屋久島行きの船に乗る。

 船で約4時間、屋久島に到着、予約をしてあったレンタカー屋さんがプラカードを持って待っていた。早々に手続きをして滝めぐりをする、夕刻には淀川登山口に移動すると車一台のみ、すでにシーズンオフの模様。

9月10日 宮之浦岳にハイキング
 今夜は中秋の名月とか大きな月が異常に明るく不気味な感じ、12時を過ぎたころ隣に止めてあった車の持ち主が山から下りてきたようでドアの開け閉めの音がした。こんな時間にどうしたのか、尋ねる間もなく夜中に発進していった。
 朝、5時ごろには若い女性と男性がやってきて一緒にハイキングをする事に。

 2時間ほど進むと湿地帯の「花之江河」に到着。そこから見損なった高盤山のトーフ岩を遠くから見ることが出来た。「花之江河」は開けた場所で気持ちがなごむ場所。その後、岩場や急坂のロープが登場する。

 投石平で小休止、ここまで来ると周囲の山々が見渡せるがまだ目的の山は見えない。コース沿いには奇形の岩が見受けられ不思議な感じだ。

 面白い形の岩、残り500メートルの道標までやってきた、正面に見えるのが「宮之浦岳」、「栗生岳」はコース上に看板が設置してあった。ひと登りすると山頂に到着、時間を見ると9時チョット過ぎであり計画に対して意外に早く到着したことになる。若い人と一緒に登ると元気が出るようだ。


宮之浦岳山頂からのスクロール画像


宮之浦岳山頂からのスクロール画像

 今回3名で登ったので3名の記念写真を撮ってもらったのだがバカチョンカメラなのにひどいピンボケ・・・どう撮影したらピンボケになるのか2枚撮ったのにともにボケボケでした。

山頂には三角点もあり、永田岳も近くに見えるので行きたい気持ちもあったが無理をせず、この後、<帰り道に「黒味岳」に登る計画をする。
 山頂には羽蟻がブンブンと飛び回り噛みついてくるので落ち着いて景色も見られない状態で追い払いながらの記念撮影、45分ほど居座ったがここでは食べる物も出せず退散する。

 水場は多いのだが表示が無いので摂れるときに摂っておきたい、アップダウンしながら投石平に到着し、ここで昼食タイムとする。この後数分下ると「黒味岳」の分岐点がありバックパックをデポして黒味岳に向かう。直ぐ急坂にはこんなロープが、数か所出てくる。

 ロープを掴みながら岩を登って行くと巨大な岩や景色は「宮之浦岳」とは違い落ち着いて見られるのがいい。

 「黒味岳」山頂に到着、約30分ほど。全然虫がいないので山の周囲をゆったりと眺めることが出来た。暫く休憩後下ってコースに戻り花之江河まで。

 帰りも順調なペースで進み午後2時30分には淀川小屋に到着しここで小休止。小屋の内部を覗いてみたが綺麗に掃除がされていて、ここを利用して縦走がいいかも。

 小屋の前にはテン場があり10張り程度の場所がある、始めはそんな計画であったが紆余曲折して日帰りの計画でのハイキングとなったが楽しい一日であった。おじいちゃんと20歳代の若者2名が一緒に登りお付き合いいただきありがとうございました。午後3時30分、無事登山口に到着。

 帰り道に道路沿いにある「紀元杉」を見ながら山を降り、途中の屋久杉自然館に寄って、明日の荒川登山口行きのバスチケットを購入してから温泉に向かう。

9月11日 縄文杉へハイキング
 屋久島自然館には朝4時に到着、ここで朝飯を作って食べながら時間を待つ。5時にはバス1台では乗り切れないほど集まって来た。学生がまだ夏休みのせいか若者が圧倒的に多く、ちらほらと同年輩が見受けられる程度。暗い中1番のバスに乗って荒川登山口に向かって出発。暗い中ヘッドライトで足元を照らしながら線路の上を歩くが枕木が歩幅に合わないので始めは苦労する。

 30分も歩くとやっと空が明るくなって今日も天気は最高だ。それにしても長い長い線路はつづく。

 最盛期の頃の学校の跡、門柱だけが残っていた、長い線路のコースを前の学生に遅れまいとペースを上げながらついて行く。線路を約8キロメートルほど歩くと終点の建物にたどり着く。橋の手前からが本格的な登山道に変わる。

 登山道に入った瞬間から前を歩いていた学生に一気に差が開いて見えなくなってしまった。線路を歩いているときは気が付かなかったが急な登りになると腹が減っていて力が出ない。階段も6-7段登ると休みヘロヘロになりながら登る。途中にはウイルソン株があり女性群が取り囲んでいる、そこに割り込んでハートマークを撮影。

 段差の高い階段が続き、休み休みのハイキング、若者には次から次へと追い抜かれながらも9時20分縄文杉に到着。確かにでかい、太い、高い・・・よく台風などで倒れずに生き延びたものだと感心する。展望台からしばし眺める。

 巨大な縄文杉を見てから少し離れた場所で昼食を摂る。腹が満たされるとようやく体調も戻り下りはルンルンと足が出るようになった。登山道が終わるとまた、トロッコの線路歩きに変わる。ほとんど木道なので早いペースで歩くことが出来た。目の前に屋久鹿が餌を食べている。脅かさないようにそっと近寄り5メートルほどでも逃げる気配がない。隣の女性・・かわいいペットにしたい・・おいおい。

9月12日 朝8時20分、屋久島にさよならを
 長い長い線路歩きもようやく午後1時に終荒川登山口に到着、バスの出発時間は2時からとなっていてここでしばしの休憩、バスはほぼ満員の登山者を乗せて屋久島自然館まで。これですべて計画した行事を終了したことになる。この後はレンタカーを戻して宮之浦港に近い民宿を探して12日の朝「フェリーはいびすかす」で鹿児島まで向かう。鹿児島からはバス、飛行機、バスと乗り継いで午後10時30分我が家に到着、やはり遠い島はハードルの高い場所であった。

 最後に日本100名山を完歩出来、終わってみれば楽しい山歩きでした。次は近場の山でのんびりと楽しみたいと思っています。